《ワインズ・オブ・サブスタンス》 “CS” カベルネソーヴィニヨン ワシントンステイト (コロンビアヴァレー) [2019] SUBSTANCE CS Cabernet Sauvignon 750ml カリフォルニアワインあとりえ×立花峰夫ゴッドブレスアメリカワインズ GOD BLESS AMERICA WINES

《ワインズ・オブ・サブスタンス》 “CS” カベルネソーヴィニヨン ワシントンステイト (コロンビアヴァレー) [2019] SUBSTANCE CS Cabernet Sauvignon 750ml カリフォルニアワインあとりえ×立花峰夫ゴッドブレスアメリカワインズ GOD BLESS AMERICA WINES

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「BGMによってワインの味なり、食べ物の味なりが変わる。

」ってご存知ですか?そこで今回は、峰夫氏が、ロックの名曲をペアリングした結果をレポート。

皆様もどうぞご一緒に♪

▼「アメリカ二大もじゃもじゃワインメーカー」と、私が勝手に呼んでいるふたりがいます。

ロックな感じのもじゃもじゃ長髪で、生き方もロック、造るワインもなんだかロック。

もちろん、ただ単にもじゃもじゃなだけの造り手はふたりどころじゃないのですが、「二大」というぐらいだから、格別に美味い酒を造る腕がないといけません。

ひとりは、ご存じサンタ・バーバラの怪人、オー・ボン・クリマのジム・クレンデネン。

そして、もうひとりが今回ご紹介するワシントン州きっての大立者、チャールズ・スミス -Charles Smith-です(次点として、ゲイリー・ピゾーニがいます)。

■ みなさんコンチハ! インチキ系ワインライター&翻訳者の立花峰夫です。

このページは、アメリカワインをこよなく愛するワタクシめが、オススメの銘柄をドラマチックに、ドラスチックに、そしてドメスチックにご紹介するコーナーです。

今回は、このコーナーでは初のワシントン州のワイン。

量ではカリフォルニアに大きく水をあけられているものの、品質面では肩を並べるぐらいの水準に達したこの州のワインを、過去20年で飛躍させた最大の立役者がチャールズ・スミスなのです。

もじゃ夫チャールズの勇姿(ただし撮影したのは15年ほど前です)。

ジム・クレンデネンにも言えることですが、チャールズ様のエライところは、ある程度の量を造って、商業的成功もしっかり収めながら、品質面では一切妥協しないところでしょう。

高いやつだけでなくカジュアル銘柄もしっかり美味しいんですが、これはなかなかできるこっちゃありません。

なんだかいっぱい、いろんなブランドを次から次へと造るのも、もじゃもじゃのいわば特性でして、チャールズ・スミスが手がけてきたブランドは、本丸の高級ラインであるKヴィントナーズに始まって、チャールズ・スミス・ワインズ|ハウス・ワイン|カーサ・スミス、そして今回ご紹介するワインズ・オブ・サブスタンス -Wines of Substance-などと、まあえらくいっぱいあります。

もじゃ夫チャールズが、目下一番注力しているのが、このサブスタンスのブランドでそうでして、そのコンセプトは「安いのに、本格派。

だからウマウマ」というものです。

カジュアルな価格帯のワインであるにも関わらず、天然発酵、無濾過・無濾過というなかなかリスキーな手法も使っていますし、ぶどうの供給元も聞けば「えっ」と驚くほど有名なワシントン州の畑だったりするそうでして、ほうほうやりますな、な感じであります。

シャルドネはこちらより>> BGMによって飲んでいるワインの味なり、食べ物の味なりが有意に変わることは、世界中でいろんな研究者が、過去10年ぐらい論文などを書いています。

ワタシ自身も、心理学者の方と一緒に、簡単な実験を組んでみたことが以前にありますが、同じワインをBGMの曲を変えて味わった際に、かなり大きく印象が変わるのに驚きました。

そのときは、曲単位でワインを合わせるというより、クラシック、ロック、ジャズ、歌謡曲という感じの大きなジャンルを変えて試してみたのですが、もっとしぼって「カベルネ・ソーヴィニョンにはジミヘンがいい」とか、そんな実験結果もあるようです。

また、飲み手が普段から好んで聞いている音楽かどうか、というのも大きなポイントで、好みの音楽だとワインの味もやはりよくなるそうで、いろんな要素が絡み合ってはいますが、なかなか堀りがいのあるフィールドだとずっと考えております。

▼ さて、サブスタンスのカベルネ2018を、まずは無音、BGMナシで試飲したワタシは、以下のようなコメントを綴りました。

「カシスリキュール、砕いた石のミネラル、杉、ヴァニラやローストなどオーク由来の香り。

カベルネらしいアロマは、いわゆる新世界風と旧世界風の中間的な趣きで、地味ではないが派手でもない。

この価格帯のカベルネで比較的よく見つかる青臭さはまったくなく、ブドウがきちんと、適度に熟しているのがわかる。

アタックはスムーズで、果実味はほどよく中庸、タンニンは強健、酸味も中程度にはあって、肉付きの良さよりも骨格の強さが目立つ引き締まったスタイル。

持続性も期待値以上で、とってもお買い得で完成度の高い一本」 さて、このワインに、古今東西のロックの名曲を併せていきます。

まずは、「ジン、ジン、ジンギスカーン♪

」。

なぜいきなりジンギスカンの歌なのかというのは、単にテレビのワイドショーで、北海道の名店紹介グルメレポを見たからにすぎません。

『ジンギスカン Dschinghis Khan』 Dschinghis Khan (1979) 香りに奥行きとまとまり、一体感が現れる。

より上品な印象に。

味わいは、かろやかなタッチで無音よりも優しくなめらかに。

なんか無音のときよりワインが美味しい!ジンギスカン(料理)にも、このワイン合いそう!しかし、やっぱりカベルネはディスコ・ミュージックよりハードロックだよね、とディープ・パープルを燃やしてみました。

『紫の炎 Burn』 Deep Purple (1974) 針葉樹のグリーンノートやウッディなニュアンスが強まる。

味わいは、タンニンの強さが目立ち、よりゴツゴツした感じに。

おー、予想通り、なんかタンニンがいかつくなった~。

紫の炎でハートに火がついちゃったので、ドアーズの名曲と合わせれば「向こう側」に行けるかを、次に試してみましょう。

『ブレイク・オン・スルー Break on Through』 The Doors (1967) 黒い果実の香りが強調され、香りがギュッと凝縮した印象に。

味わいはなめらかなアタックから、強さのでる中盤へと時系列で展開する形に。

うーん、また印象が変わりましたが、理屈はよくわかりませんね。

次に、テクノな感じだとどうなるか興味をもちまして、元祖テクノのクラフトワークの名曲を。

オリジナルではなく、1991年のディスコ・リミックスでペアリングしました。

『放射能 Radio-Acticity』 Kraftwerk (1975/1991) 香りがメタリックな印象に。

十円玉のような銅の香り。

味わいの重心が上がり、ボディを軽く感じる。

テンポ速い曲だと、ワインも「持ち上がる」感じですねえ。

なお、どーでもいいですが、この曲のリミックス・バージョンが発売された頃ぐらいまで、思春期だったワタシはディスコでお尻をふりふりしていました。

それで懐かしくなって、カイリー・ミノーグのあの曲を。

日本ではWinkのカバー・バージョンが流行りました。

『愛が止まらない Turn it into Love』 Kylie Minogue (1988) ドライハーブ、ドライトマトのような香りのニュアンスが出現。

味わいは、滑らかで甘味が強調されたやさしいものになる。

女性ボーカルだと、やっぱりワインの印象だいぶ変わるな、フェミニンになるなああと、二曲ほど続けてみました。

『イッツ・トゥー・レイト It’s too Late』 Carole King (1971) 赤いフルーツの香りが強調される。

全体がしっとり落ち着いた上品なトーンに。

味わいは、果実味が抑制されて地味な印象に。

『ドリームス Dreams』 The Cranberries (1993) スミレの花、赤い果実、赤い花が強調される。

とてもフラワリー。

味わいの重心も高く軽やかだが、タンニンはしっかり感じる。

ふむふむ、やっぱり女性ボーカルは、ワインの香りが華やかになりますが、しかし味わいでの果実味の感じ方は、曲調が悲しい雰囲気だと、抑えられるような気がします。

それで、男性ボーカルで、少し悲しい感じの落ち着いた曲を次に。

『ティアーズ・イン・ヘヴン Tears in Heaven』 Eric Clapton (1992) いぶし銀な印象の、スモーキーな香りが出てくる。

味わいは果実味がかなり抑えられ、苦み、渋みが前に。

予想通りですね。

なんか曲調通りの香り、味わいになりました。

この調子でいくらでも遊べるというか、味変を楽しめそうではあるのですが、キリがないんで最後に、チャールズ・スミスがマネージメントしていたバンドの代表曲に合わせてみました。

『アイ・ダイド・イン・マイ・ティーンズ I Died in My Teens』 Psyched Up Janis (1995) さまざまな要素がさざめきあう調和した香りで、エレガンスがある。

味わいは、果実味とボディがしっかり感じられ、タンニンの骨格もほどよくあるとてもバランスのよいもの。

なんだか予定調和的でもあり、だからこそ驚きでもあったのですが、この曲が一番このワインを美味しくさせました、ワタシにとっては。

醸造家としてのスミスがブレンドによって味をデザインしていく際に、この曲、あるいはこのバンドの曲が頭の中で鳴っていたのかしらんと思ったのであります。



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